ysg

観劇日記と役者ごと・お手伝いごとまとめ

2022年2月のお手伝いごとまとめ( ˘ω˘ )

こんにちはです。黒田七瀬です。2月ももう終わりそうというか終わる〜!早い〜!(※これを書き始めたのは2月28日なのでセーフなはず)

2月は久しぶりに当日制作のお手伝いをさせて頂いたので、備忘録がわりのメモ書きです。ほぼ同時期でお手伝いしていた「チェイサーゲーム」と「あなたの名前を呼んだ日」のふたつぶんまとめて書いてます。

 

2022/2/17-20 トライディア「チェイサーゲーム」@北とぴあ

f:id:mikoxn:20220312115713j:image

トライディアの第5回公演「チェイサーゲーム」にて、受付関連のお手伝いをさせて頂きました。ご来場頂きました皆様、検温・消毒のご協力含め、ありがとうございました。

毎公演キャスト陣が違うという公演。ひとつとして同じものはありません。キャラクターの温度感や色、もちろん作品の勢いも違うわけだけど、いち新人としてかなり勉強になる公演でした。

キャストさんの技術はもちろんなんだけど、何よりも主催の本多諒太さん(以下ぽんたさん)のパワフルっぷりがすごいのです。「俺は絶対にエンタメをやる」とお話されてたときの目だけで百人斬りできるくらいの勢い。ご自身もずっと動いてらっしゃって、お願い!もう寝て!と思ってしまうレベル。とてもアクティブで明るい方です。寝てください。

今回の公演をきっかけにチェイサーゲームを知って、公演終了後に最終話まで読み終えたのですが、チェイサーゲームはマジで本当に面白いし読み応えがあるので、まだ出会っていない方にはぜひ見ていただきたい…!とくにモノづくりをしている方たちにとってはひとつの座標になると思うので、ぜひ手に取って頂きたい。お話もそうなんですけど、各話のあとに原作者の松山社長のコラムがあるので、そこも含めて全部見て欲しい。余すことなく読んで欲しい。厳しくも温かい言葉ばかりです。心が弱った時に読もうと思います。

個人的には魚川さんがとても好き。「これはもう要らないか」のセリフ、めちゃくちゃゾワッとしました。最後まで読んだら特にそうだけど、魚川さんマジカッケーのですよ。あと、私が拝見した回のうちのひとつで黒田くんをしていたのが梶田さんだったんですけど、まさか黒田くんに涙を誘われると思わなかったです。帰りの新幹線のシーンはとても良い場面ではありますが、梶田さんのお芝居力というか、バシバシ感情が伝わってきて、もはや危機感を覚えるほどでした。まさしく朗読の醍醐味です。頑張れ黒田くん。名字が同じなこともあって勝手にしんぱしー。

なんとなく察せるかもしれませんが、私は強い人を好きになる傾向があります。物理でも技術でも種類は問わず強い人が好き。とっておきの個性に憧れます。なんでもいいから相手を殴れ。

というわけで、2年ぶりの北とぴあ、楽しかったです!超走りました!ありがとうございました!

 

Fujimarueda Presents「あなたの名前を呼んだ日」

f:id:mikoxn:20220312115723j:image

藤丸亮さんと上田悠介さん主催の企画・Fujimarueda Presentsの「あなたの名前を呼んだ日」にて、当日制作としてお手伝いをしておりました。ご来場頂きました皆様、検温・消毒等のご協力含め、誠にありがとうございました。

ツイッターでも何度か呟きましたが、この作品自体は約2年前に一度観たことがあります。そのときは朗読での公演でしたが、今回は舞台で!見え方がどう変わるのかすごく楽しみにしていました。私は裏のモニターから拝見していたんですが、結婚式のシーンは何度見ても涙腺が微弱になります。揺らぎます。どうかすこやかに。

社会人として奮闘する中舘さん上田さんのお二方のお芝居、心に来るものがあります。役者だけではなくて、何かしらに心を傾けている方なら誰しもが起こりうる決断。綺麗なものばかりではないのは想像に難くないけれど、どうしても綺麗なものばかりに目が向きがちです。人間が人間を育てるってとてつもないことで、親だって人間だけど子供がいるならそうも言ってられないわけで。今回のお話はハッピーエンドと呼べるものだと思うのですが、それがただの綺麗事で終わらないのが個人的に面白いと感じたところ。きっとこの先も何か待ち受けているんだろうな、でもどうにか乗り越えるんだろうな、という希望が見えるからかもしれません。

加えて 私は七海ちゃんが愛おしくて仕方がないです。駄目な女なんだけど…幸せになれる気がしないんだけど…結局幸せの形はそれぞれだし、結果どうなろうが自己責任だからね。自分で選んだうえで幸せだ!って言い張ってほしい。そんな七海ちゃんが私は好きです。

出演者やスタッフの熱がこもっていたのはもちろんですが、皆様和気藹々と仲が良くて、とても雰囲気の良い座組みでした。これはファンの方に愛されるよなあ、応援したくなるよなあと思いながらお手伝いしておりました。雰囲気が良いって本当に大事だし、観ている側にも伝わることなので、役者云々というよりも純粋に人間として「ふむう」と頷いていたのでした。

シアターシャインでお手伝いをしたのは2回目なんですけど、階段の上り下りがとても刺激的です。地下含めて3階分を頻繁に上り下りするので自覚なく楽しいのですが疲れます。楽しい。

 

 

さ て

2月半ばから末にかけてばったばたー!!な感じではありましたが、いずれも無事に終わって胸を撫で下ろしております。多少和らいできたとは言え、この情勢のなかで足を運んで頂けること、それをお迎えできること、同じ場に居合わせることができる経験、どれも本当にありがたいなといちスタッフながらに毎回感じています。本当にありがとうございます。

公演を配信で観るという選択が新たに増えたものの、それでもやっぱり会場の熱には敵わないなといつも思ってしまいます。少しずつスタンダードの価値観が変わって来てはいるし、押し付けるのはまた違うけれども、また当たり前が当たり前になると信じて。信じるしかできないからね。とにもかくにもありがとうございました。よい春を。〆