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観劇日記と役者ごと・お手伝いごとまとめ

2023/11/4-5 ほんまる。第3回公演『白雪姫のアップルーレット』@座・高円寺2 あとがたり

こんにちはです。七瀬です。衣替えが追いついてなくて、最近パーカーかペンギンニットばかり着てます。

さてさて とっても日は経ってしまいましたが

ほんまる。第3回公演『白雪姫のアップルーレット』終演いたしました!ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。遅ればせながら、の感想?のようなものです。長いです。


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ボードゲームが原作の作品と聞いたときは「どんなふうになるのかな?」と想像もつかなくて、実際に遊ばせていただいたあともそれは同様だったのですが、まさに「ここでしか見られない白雪姫」。想像もしてなかった展開だったので、稽古含めて作品を楽しみつつ駆け抜けることができました。ゲームの要素をどう取り入れていくんだろう?と好奇心でいっぱいだったのですが、それもしっかり回収されててびっくり。白雪姫のお話はきっと数あれど、また新しいものが生まれた瞬間に役者として携わることができて嬉しいです。

白雪姫という絶対的な物語があって、ボードゲームのなかで各キャラクターの役割があって、それを加味したうえでのあの結末。やっぱり藤丸さんの作品は綺麗で、でも個々が持つ欲求の部分が際立っていて、そんな暗いものも巻き込んで掬って「めでたしめでたし」と言える。いち読者としても役者としてもヴァイオレットとしても「よかった」と言えるお話。はじめて最初から最後まで台本を読んだとき、お別れしたくない気持ちと希望に満ちた気持ちとで胸がいっぱいになりました。私の中で作品の色は深い紫です(私がヴァイオレットだったということも大いに影響してるかも)。

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映像での演出もすごく色鮮やかで綺麗で、遊んだことがあるかたはもちろん、原作ゲームをまったく知らない、なんならボードゲームも遊んだことのないかたも作品の世界観に入りやすくなっているのが素敵。劇場入りしてから映像を拝見したのですが、オープニング映像も作中の風景もとても綺麗でした。映像を担当されているSPIN-OFFさんはトライディアさんの公演でもオープニング映像を作成されていて、公演のときのオペレーションもしてくださっています。映像も切り替えもくごく作品と役者に寄り添ってくださるので、毎回のことながらつい高まってしまいます( ˘ω˘ )おまけにこれまでよりも大画面なので、気合いが入るどころの騒ぎじゃない。たくさん背中を押していただいた気持ちです。

あとね!開演前に客席で流れたある映像が休憩中も変わらず流れていたので、どーにかヴァイオレットちゃんと写真を撮ろうとどたばたチャレンジしていたらね!ブースにいらっしゃった大中さんが映像を止めてくれたのも嬉しかったです!ありがとうございます!おかげでしっかり思い出写真ゲットしました!

\\ 奮闘のきろく //

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さて

いつものことながら照明を見るのが好きなもので、今回も仕込み含めてこっそり眺めておりました。すごく綺麗でビビッドで、作り上がっていくのを見ているのがとっても楽しかった!舞台面が広くて高さもある劇場だったけど、どこに立ってもしっかり照らしてくださいました。

小人たちはわりと立つ位置が固定だったので、おおよその位置に各キャラクターのイメージカラーの照明が当たるようになっていたのにも楽しい驚き…!

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私が演じたヴァイオレットちゃんはつばが広い帽子を被っていたんですが、そうなると顔に影が落ちるので少し苦戦しました。せっかく綺麗にしてくれたのに!当たらないなんて!と顔の角度を調整するなど、今まで以上に照明に当たりに行ったのは良い思い出です。本番前に実際に照明をつけて練習時間を作ってくれたざっきーさん、本当にありがとうございました!次はもっと当たりに行けるようになります。

 

例によって振り返りが長くなってしまったんですが、もう少しだけ。

脚本と演出を務めた藤丸さんの作品をはじめて観たのが座・高円寺2。それがきっかけでお芝居の面白さ楽しさを知って、演劇を見たり観たりお手伝いしたりと携わることが増えたので、今回藤丸さんの作品に役者としてここに立つということは、ある意味で節目のようなものだと思っていました。

まだまだ考えることもやるべきことも知るべきものも本当にたくさんあるけど、少なくとも今の自分のほうが好きなので、息が続く限り頑張っていきます( ˘ω˘ )

まだまだいろんな方にお力添えいただくばかりかと思いますが、これからもよろしくお願いします。

 

とてもとても長くなりましたが改めて

ご来場くださったみなさま、一緒に作品を作ったくださった技術スタッフのみなさま、当日会場でお客様をお迎えしてくれた受付スタッフのみなさま、そして応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました!またご一緒できますように。