ysg

観劇日記と役者ごと・お手伝いごとまとめ

エスエスピー創立15周年記念ライブ『Star Sonic Party vol.3』宴のそのあと、のあとがたり。

エスエスピー創立15周年ライブイベント『Star Sonic Party vol.3』、アーカイブ配信含めて終了しました!ご来場・ご視聴いただきました皆様、ありがとうございました。

時間は空いちゃったけど、ようやく振り返り。

f:id:mikoxn:20230723205007p:image

前回のSSPライブでは朗読劇としてお届けしていた小太朗戦記は、なんと今回は寸劇!私は小太朗として、そのままハチワレルックで出演させていただきました。激アツお衣装、もといめちゃくちゃ暑い衣装でした。

実は小道具として携えていたうちわがわりと序盤のほうでしっかり折れてしまいまして、初回稽古から一緒に頑張ってきたものだったので、驚きよりも寂しさと心細さが強くて、小太郎のやんちゃさを考えるとマア彼らしいのかなと思わなくもないです。支えてくれてありがとうね。

 

そして何よりも、寸劇後にコツキミヤさんの『しあわせ』を生で聴けたことが印象的でした。作品について考えるなかでたくさんたくさん聴いていた曲。私も譲渡会で保護猫を引き取って育てたことがあって、その子には本当に本当にたくさん支えてもらいました。もう会えないその子は幸せだったのかなとずっと自問自答し続けているのもあり、猫から見た人間への思いを綴ったようなこの曲をはじめて聴いて歌詞を読み、心がじんわりと温かくなるのと同時に苦しくなったのを覚えています。

そして今回は朗読劇ではなく寸劇。声と心だけでなく身体で、動きで、私自身が小太朗としてそこに立ってお話をお届けさせていただきました。猫と人間の間柄でなくとも、どこにでもあるありふれた、でも当たり前ではない瞬間。まったくこの人たちは仕方ないなあと言いつつも笑みが溢れてしまって、そこに存在する日々がなんだかおかしくて、でも幸せで、すごく温かいのにちょっとだけ苦しくて切なくて、みんなそうだったらいいのになと考えて、サア急げ急げと日常に戻っていく。そんなことを思った直後に小太朗として舞台裏で聴くと、中野家のみんなを見ると込み上げてくるものがあります。素敵な出会いをいただきました。

(実際は暑すぎてしみじみするどころじゃなかったけど)

 

ちょっと真面目にしんみりしたので、宣伝用に描いたらくがきのお話。

寸劇でも登場するものを各々に持たせてみたんですが、気づいていただけたかしら。お気に入りなのでここにも載せてしまいます。

f:id:mikoxn:20230723204758p:image

背景のカラーはみんなで決めたものではなく黒田の勝手なイメージです。大人な雰囲気の明子さんとみんなの太陽のあかりちゃん、昭和レトロにお熱な純正乙女なみゆきちゃん。小太朗については私の好きな色だから赤にしてますが、エネルギッシュな子なので間違いではないかも。愛は過剰に込めたつもりです。

不安でいっぱいのなか、にこにこと迎え入れてくれた3人と私はまさに中野家と小太朗っぽいなあと思ったらもしています。こうやってみたい!あんな感じでどうかな!という提案にも一緒に考えてくれて、とても安心して身を委ねることができました。

みゆきちゃんはゼットンの背中をぐいぐい押し付けられるシーンでだんだん押し付ける力が強くなって、その表情がとても楽しそうでやんちゃな妹っぷりが出ているのがとても面白かった。今日はどんなふうに仕掛けてくるのかしらと通しや本番の前に想像する時間が好きでした。

明子さんも小太朗の扱いが雑になっていくんだけど、明子さん役の環奈さんはすごく私を可愛がってくれる(と思っている)ので、その雑さがむしろ信頼を寄せられているようにも思えて、距離が縮まったように感じられて嬉しかったです。

あかりちゃんはですね、本当にあのまま。にこにこしてくれるとこちらまでほっこりするし、たまに照れ屋な女の子の顔が見えるのが好き。これはかなこちゃんにも同じように感じる瞬間があるので、なんかね。よしよししたくなります。かなこちゃんのよいところをたくさん知れました。

最初の最初から作品を作ってきた3人の雰囲気がとにかく良いので、私も気兼ねなく甘えに行けたというか心強くて、ヨッシャぶつかってしまえ!!な気持ちで存分に頼らせてもらいました。また同じ家族として、或いは別の作品でも一緒に並べたら嬉しいです。がんばろう。

f:id:mikoxn:20230801011605j:image

改めまして『Star Sonic Party vol.3』ご来場・ご視聴頂きました皆様、ありがとうございました。

当日携わった事務所・ライブハウススタッフの皆様、お手伝いしてくだった事務所の皆様、ご一緒させていただいた出演者の皆様。あらゆる出会いとお力添えに支えて頂きました。また何かの形でお返しできるよう、8月も生きます。〆