気づいたら公演初日から約1ヶ月経ったけどやっとちゃんとブログを書くぞ
黒田七瀬です。
大変遅ればせながら 4月26日〜30日の5日間の公演『賭け』、無事に全日程が終了しました!ご来場頂きました皆様、まことにありがとうございました。なかなか気持ちがまとまりきらず、ブログを書ききるまでにひと月かかりました(´・ω・`)
さて
これは永遠に言おうと思うんですけど、「朗読劇ですよ〜」とお話を聞いたはずが稽古を進めていくうちに台本を外してお芝居するシーンが増えたり、殺陣やアクションが入ったりと、「はぇ?!」とビビりまくっていた約3週間。
こんな感じで舞台上に台本を落として、以降そのキャラクターは台本を持たずにお芝居をしますよ!という、今まで経験したことのない演出の作品。台本を持たないお芝居はたぶん4年ぶりくらい。人生で2度目まして。手探りしながらの稽古期間だったのですが、とても楽しかったです。
今回は私の個人的なお話ばかりなので、お礼の言葉だけでお腹いっぱいよ〜な方はそっ閉じしていただければと思います( ˘ω˘ )
私はダブルキャストとして、ゆっけちゃんこと榮野川優姫ちゃんとともに次女・マーサを演じさせていただきました!
ゆっけちゃんは今回が初めての朗読劇・初めての舞台公演だったらしいです。らしい、というのは「いや絶対嘘じゃん〜」っていうくらい気配り上手でムードメーカーで堂々としていたからっていうのが理由です。いや絶対嘘じゃん。初めてであんなに声出ないよ。すげーかっこよかった。
そんなふうに憧れつつ悩みつつな私にも寄り添ってくれたのが、他でもないゆっけちゃん。本当にずっと一緒にいてくれたし、あれやこれやお話を聞いてくれてたくさん救われました。ありがてえことだよ本当に。ありがたいことです。
…なんかゆっけちゃん観察日記みたいになりかけてるので、衣装のお話をさせて!!
(作中でこんなふうに可愛い子ぶってるシーンはひとつもない)
ちなみに衣装はゆっけちゃんと私とで同じものを着ていまして、中身はこんな感じ。
ワンピース:黒田私物
シャツ:長女役・杉田のぞみさん私物
ベルト:杉田のぞみさん私物
赤黒タイツ:27日/杉田さん私物
紫タイツ:29.30日/黒田私物※靴はサイズが別だったので各々でショートブーツを履いてた
かつての私が好奇心で購入した若気の至りワンピースが、まさかこんなかたちで大衆の面前にお目にかかることになるとは。お引越しのときにも捨てないままで持っていてよかったです。そして全面的にご協力くださった杉田さんのおかげで、主宰の鳩岡ぽっぽさんのオーダー通り?のアイドルになれない系クソダサ女子にできたのではないかなと。楽しかった。
総括すると今回の衣装は、私と杉田さんの若気の至りでできていたのです。普通に楽しかったです。きっとマーサが思うアイドルにはなれないだろうけど、偶像崇拝的な意味でのアイドルにはなれるんじゃないかと思います。意志は強い子だと思うので。
ちなみにこのとき杉田さんにお借りしたシャツ、とても気に入ってしまったので終演後にお買い取りさせていただきました。ジャンジャカ着倒しています。俺の若気の至りは終わらないぜ。
劇中で着ていた制服はゆっけちゃんの私物。
これです!
先ほど書いたのですが、今回の私に対するキャラクター的な演出はメンヘラ次女だったので、なんとな〜く久しぶりにカラコンをしてみました。3年前くらいにカラコンからクリアレンズに戻しちゃったので、最初のうちは自分の顔に全く慣れなくて( ‘ᾥ’ )おまけにかなりのドライアイなので、終演後は目が渇きすぎてパッサパサで!目が開かない!ってなってしまったので、またしばらくカラコンは封印です。非日常感があって楽しかったです。
さて
私はやっぱり自分の気持ちを言葉として音にするのがすさまじく苦手で、それでもお伝えしたいからとツイッターで自分なりにキャストの皆様についてつぶやいていたんですが、本当にねえ 優しい人や魅力的な人しかいなかったんだよ。これは伝えなきゃ損だし私の得意なところはそこしかない!と思って、自分なりに日々ぽちぽちとツイートしておりました。
お芝居もそう、人間性も個性も愛情も愛嬌も全部そう。キャラクターが個性的なのはそりゃそうなんだけど、役者さんそれぞれがしっかり色を持っていたからこそ、あんなに名残惜しい作品に仕上がったのだと思います。
私はひと足早く千穐楽を迎えまして、セリフのある最後のシーンで出る前に「これで私のセリフは終わるんだなあ、ちょっとそれはやだなあ」となんとなくしみじみと寂しくなってしまいました。全然上手く言えないんですけど、他の方の熱や思いにようやく混ざれたような気がして、でも終わってしまうわけで、とは言えマーサの人生はこれからも続いていくわけで、これはなんという思いだ?というよくわからない気持ちになりました。出てしまえばそのゴチャゴチャも全部ふっ飛ぶのでまあいっか!な話かもしれないんですが、あまりない経験だったので大切にとっておこうと思います。
まとめとなりますが!
ご来場頂きました皆様
作品作りにご尽力くださったスタッフの皆様
お客様を迎えてくださった制作スタッフの皆様
そしてご一緒させていただいた役者の皆様
この稽古期間と公演期間が充実したものとして終えられたのは、あらゆる全ての皆様のおかげです。本当にありがとうございました。これからもなにとぞよろしくお願いいたします!〆