回顧。
去年の3月末、話のなりゆきで脚本を書くことになりました。
幼いころからの趣味で小説を書いていたことと、書くという行為が好きだからっていうだけの理由で書き進めました。最初はひとり芝居っていう話だったのだけれど、相手がいたほうが書きやすいから自分も演る前提にシフトチェンジし、5月にはその子と一緒にお芝居をする運びに。人前でお芝居をしたのはそれが初めてでした。このブログをはじめたのも、その作品を書いたのがきっかけです。
気づけばあれから1年経って、もう6月の半ば。
あれからいくつか短編作品を書かせていただいたり、歌詞やイベントレポートの執筆もさせていただいたりと、これまでとは少し違うことに挑戦することが増えました。
私にとってこの1年はとても目まぐるしく、私生活でも環境が変わるようなことがいくつもあったりと、息継ぎする暇も、気を抜く隙もなく。作家としてはもちろん、役者や制作としても経験を積むチャンスをいただき、本当に有難いなと日々感じております。いろんな方や出来事に出会うたび、時折恐怖すらも感じます。震えます。それよりも、やっぱり、幸せを感じております。本当にありがとうございます。
…そんな慌ただしい1年が過ぎ、来たる8月、これまた面白い作品に参加いたします。絶賛稽古中でございまして、毎回先輩方の纏う雰囲気やお芝居の深さに打ち震えております。
勝手ながら、私にとってある意味でこれまでしてきたことの集大成であると思っています。大袈裟かもしれないけど、それくらい自分を奮い立たせねばと思っているよ。
タイトルは「うつろう幻月(うつろうひかり)」。作品をお渡ししたときには「これってひかりって読むのね」とのお声をたくさん頂戴いたしました。
もっと時間が経ったら、作品についても振り返りたいなと思っております。
稽古を重ねる度に、私が想定してつくりあげたものよりも、また違う面白さを持つ作品になることを確信してしまいます。本当に楽しみなんですよ。いまは作家としての自分が、役者としての自分をも面白いと思えるように必死に奮闘して参ります。メンタル。
1年間有難う!有難う!!がんばるのは当たり前だけど、まだまだがんばる!俺たちの冒険はこれからだエンド的な意味で、少しずつ目標へ這い寄って行こうと思います。
黒田七瀬
〆